みんな、よくできました!

日曜日に、『信州の工芸家展 ~4人の作家の表情~』が開催中の
「世界の民俗人形博物館」にてワークショップをしてきました。

夏休みらしい暑い日が続く中、元気な子供たちが集まってくれました。
僕は前回のワークショップが時間ギリギリになってしまった反省を生かして、
時間内に終るように影山と作業の分担とスケジュールを見直してきました。

ではでは今日も朝から頑張っていきましょう!

木の色や樹齢のこと、寄せ木の作り方などを説明してから作業に入ります。


まずは糸のこ、経験のある子がいなかったのでマンツーマンです。

やっぱりこれが難しいみたい、学校の授業に糸のこをぜひ復活して欲しいです。


お母さんたちもアクセサリー作りに参加してもらって、
みんながもの作りモードのスイッチが入ってきました。

だんだんとヤスリの番手を上げていき、形が整い、
小さな傷が消えていくと作品が輝きはじめます。

塗装のオイルが染み込んで、木の表情が鮮明に浮かび上がると、
今日一日の頑張りが報われますね!


結局、閉館ギリギリの時間までかかってしまいましたが、
その分みんなよい作品になりました。

これまでの4回のワークショップで分かってきたのが、
とにかく僕と影山があきらめないこと、
絶対みんなよい作品ができると信じているのが大事だということです。
言い換えるとよい作品を作る場の雰囲気をつくるということなのかな。
人に教えるってたぶんそういうことなんだろうと思いました。

木はどんなに磨いても、宝石や金属のように誰もが分かるきらきらとした輝きは持ちません。
だけど自分で磨いた木のきらめきは特別なものがありますね。


「普遍的な美」なるものがあるのか、あるいはないのか、
僕には今だ分からないのだけれど(まぁそれはそれで追い求めるとしても)、
何を美しいと思うかは結局のところ人それぞれで、
その何かは見てきたもの経験してきたことでつくられていくんだろうと思います。
木の美しさが少しでも伝わっていったなら嬉しいことだなと思います。

take-g

コメント(1)

  1. 前略 こてんこてん展のご案内をいただき、ありがとうございました。是非ともお伺いしたいのですが、このところ立て込んでおりまして、松本行きが
    6月末頃になる見込みで、お邪魔できそうもありません。残念ですが、次の機会を楽しみにしております。

    中川さんと影山さんのご活躍と、作品展のご成功を心よりお祈り申し上げます。

    林業体験同期生のみなさまともまたお目に掛かりたいと願っております。

    コメント欄を拝借して失礼いたします。

    梶原忠

    梶原忠/林業体験| (2014.5.11 21:31

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